ななたつの冒険2

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 これまでのあらすじ

 ついに東京に来てしまったTHEグレートひきこもりななたつは、あまりの人の多さにその場で幽体離脱しかけるもナノの友人であるアイコちゃんの手により救われる。
 その後スタバでラマーズ法を頼りそうな勢いで落ち着きを取り戻すが、いよいよメインイベントであるライブハウスへ行くことなってしまった。

















一日目、後半 「ラブライブと初ライブ」






 そろそろ時間かな、ってことでライブハウスへ向かうことにになった。時間が経つのはあっという間である。
 というか、そういえばこの飲み終えた物はどうしたらいいのかな、とアイコちゃんに聞くと捨てる場所をしっかり教えてくれた。なんで知っているんだ。もしかして来たことあるんだろうか。
 スタバから出て、スマホのマップ見ながらてくてく歩く。相変わらず珍しいものや変なものが多くて興味がわく。あれはなんだろう。あの変な物体はなあに? なんて聞こうかと思ったけど大人気ないのでやめておいた。なぜって、なんか恥ずかしいじゃないか。

 路地に入り、なんかホテルばっかりあるようなところを歩いて目的地へ到着。なんか若者が屯してますみたいなオーラ全開の建築物である。ライブ系ばっかりだからか、やはり独特の雰囲気があって妙に不安になる。足を踏み入れたことのない世界というのは怖いものだ。
 開場は5時からだったので余裕で入れるのだけれど、入り口がどこなのかさっぱりわからない。受付とはいったいなんだったのか。
 なんて感じでふらふらしているとアイコちゃんが何やら立て看板を発見。そこには出演する人達の名前が。ナノの名前もあった。やはりここで間違いないらしい。
 客を誘導してるような感じを醸し出していたお兄さんに聞いてみると、どうやら前売り券を買った人はどんどん先に進めるらしい。並んでいた人は当日の人なのだとか。あいこちゃんはゲスト枠なのだが、そちらも先に進んでいいようだった。
 そして受付へ。係の人に「誰を応援に?」と聞かれたのでナノと答える。
「こちらへどうぞ」
 ドリンクバー代を支払い、なんかパンフレットを渡されて通される。この先が会場らしい。
 なんか薄暗くて細い階段を登らされてきたのでそんな実感もなく。なにやらゴツイドアの前でたくさん人がうろうろしていて、祭り直前の静けさというか、そういう雰囲気であった。
「たぶんこっちじゃないかな」
 そう言ったあいこちゃんについていくと、なんか薄暗くて広いホールのような場所についた。天井では大きなミラーボールがくるくると回っていて、DJらしき人がめっちゃ楽しそうにドンドコドンドコやっていらっしゃった。ぶっちゃけカオスである。テレビの中でしかなかった光景が今ここに。どうしてこうなった。ああガスの元栓締め忘れたかしら帰りましょうかね、なんて弱気になるのも致し方ない。しかもアイコちゃんは突然用事を思い出したかのような勢いでどこかへ行ってしまうし。もうだめかもしれない。隅っこでホコリごっこしよう。いやごっこじゃない、もうホコリになってしまえばいいじゃない。
 そんな感じで思考がどんどん路線を変えていきそうになっていたらアイコちゃんが戻ってきた。どうやらゲストだけど一般客と同じところで応援するとかなんとか。
 だが、ほんとにそうなのだろうか。ゲストらしき席が2階にあったような気がしたのだけれど。もしかしたらこの子は、わたしが一人だと心細いんじゃないか、と心配して近くに居てくれたんじゃないだろうか。じゃなければなんのためのゲスト枠。この子にはホント助けてもらってばかりである。

 そんなこんなで時間が経つにつれ少しずつ人が増えていった。最終的には周りに人が多すぎてよくわからないぐらいになっていた。何人ぐらいいたのかはわからないけれど、けっこうな人数がいたのではないだろうか。

 さすがにもう一ヶ月近く経ったので記憶が曖昧になっている。
 どうだったかな。たしかMCの二人が登場して、ライブについての説明だったり注意なんかをして開始された気がする。
 開始されてからはめっちゃ音が大きくて、ほんとに生演奏だからただひたすら圧倒されていて、歌い手さんや踊り手さんが可愛い衣装を着ていたのでこれもびっくり。どうやらラブライブの衣装っぽい感じが。原作まともに知らないからさっぱりだったが。

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 途中でそれぞれ自己紹介があったり、誰が誰やらわからなかったのだけれど、アイコちゃんが上手い具合に説明してくれて誰がナノなのか判明。大声で「ナノちゃーん!」と応援するアイコちゃんの戦闘力はベジータクラスか。というか目が悪いのとメガネが合ってないのか顔がよく見えない。ナノどこよ。というかみんな同じ顔に見えるんだけどどうしたらいいのか。そういえばAKB48も全員同じ顔に見えるんだ。本当にごめんなさい。だが確認した。可愛い色の服にけっこう短いスカート、そして黒いタイツを履いているっぽい。あの黒髪の子か。
 ちなみに「わたしが歌う曲はこれだ!」と一部だけ教えてもらっていたので、知っている曲が来る度に「よしナノのターン!」とテンション上げていた感じ。スノーなんとかって曲が異常なほどに印象的に残っている。綺麗な曲だった気が。
 途中でDJさんがヒャッハーしてたりコスプレのターンだったりお菓子投げてたりとサービス満載で進み、気づけばもう九時になっていて、ライブ終了間際となっていた。
 みんなもうどうにでもなーれ状態なのか、周りの空気がお祭り状態なのは変わらず。アンコールが何度もあって阿鼻叫喚っていうかテンション高い。
 そんな感じで過去に経験をしたことがないぐらいハイテンションな最中、騒ぎつつもライブは完全に終了。まだ収まらない熱気を潜り抜けて外へ出た。
 もう体力全部使ってしまったし、あとはご飯でも食べて帰るだけなのだけれど、当人であるナノとまともに連絡がとれず。おそらくみんなで色々と後始末や挨拶とかしていて、そのままみんなで打ち上げーなんてなりそうだし、ナノは出てこれない可能性あるよね、なんて話しつつ二人でジュース飲みつつ待機。

 そうこうしていると連絡が。何やらちょっと差し入れ貰ったりしているらしく、終わったら出てくるとかなんとか。
 そしてほぼ同時に、ナノやアイコちゃんと同じFC(チームのようなもの)メンバーがここにいるらしく、近いうちオフ会するから顔合わせだけしておきたいとのことでアイコちゃんが離脱。そうひさんとゴマダレさんだったか。近々みんなでエオカフェへ行くらしい。なんて仲のいい人たちなのだろうか。ちょっと驚きである。
 一人でぼーっと辺りを眺めていると、目の前をそうひさんとごまだれさんらしき人が通過。ちなみになぜわかったかと言うと、その二人に手振っていたのがアイコちゃんだったからだ。もう顔見せは終わってしまったようだ。
 まさかあの二人がねー、なんて言いつつアイコちゃんと外で話していると、スタッフに心配されながらナノがしゅたたっと登場。いきなりすぎたというかマッハすぎて焦る。 
 ステージにいたときには全然わからなかったのだけれど、こうして目の前にすると思ったより小柄で可愛い子であった。幼さを少し残してる感じで、綺麗より可愛いという印象が強い。というかこっちはびびりまくってるんだけど、なんでこの子こんなに平気そうなのか。これがリア充のコミュ力だというのだろうか。とりあえず労いの言葉をかけて握手。折れそうなぐらい小さな手であった。目は泳いでいただろうし、声も震えてたかもしれない。ごめんなさいすいません。
 そんな感じでわたしの精神状態がムンクの叫びのようになりつつあったのだが、さてここからどうしよう。何を食べようかと話し合った結果、ナノおすすめのラーメン屋が池袋にあるらしいのでそこへ行くことに。てかそれってアレじゃないか。有名なブクロってやつではないだろうか。さすが都会っこである。

 余談だが駅前に生息しているらしきハチ公なる石像の場所へと案内してくれた。有名な待ち合わせ場所でもあるアレらしい。っていうか普通にでかい。そして、まさか自分が生でこれを見ることになるとは思わなかった。なんせ渋谷だ。広島からじゃ遥か彼方なのである。
 
 案内された先のラーメン屋は、なんだか通りすぎてしまいそうなほど地味なところで、もしかしたらけっこう穴場なのではないか、なんて雰囲気を醸し出していた。
 注文は食券式になっているらしく、購入してそれを店員に渡す仕組みになっているようだ。初めて見た。これ一人だったらドヤ顔で席について店員待ちしているところなのだけれど。危なすぎる。ちなみにお金がなくてアイコちゃんが立替えてくれました。すいませんごめんなさいありがとうございますごめんなさい。
 そこから三人でだらだらと。大学のお話だったり、FFのお話だったり、色々な話をした。ひきこもりのわたしがこれほど他人と話すなんて久しぶりで、それがすごく新鮮で、不思議で、なんだかおかしかったのを覚えている。この2人はよくこんなコミュ症と話をしてくれたものである。

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 ナノがおすすめしてくれたラーメンはとても美味しかった。外食なんてあまりしないからかもしれない。
 んじゃ自分で作って美味しいごはん食べてるのかと言われると首を傾げてしまうところだ。なんせ母はずっと昔に亡くなっていて、ご飯は基本会社で貰ったものをそのまま食べているからだ。正直めっちゃ安上がり。朝ごはんは納豆とご飯だし。休日はなんか安物を自分で作る程度。だからこそ、このラーメンはなんだか印象に残ってしまうほどだった。もちろん、美味しいからというだけが理由ではない。
 お腹も空いていたのですぐ食べ終えたわたしと、なにやら肉が大きいからか苦戦しているアイコちゃんと、お水のポットを傾けて蓋が開いてバッシャーンというマンガみたいなことになるナノというトリオで、なんかこう色々とカオス空間な感じ。
 そんなこんなでまったりしていたのだけれど、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうのは世の摂理なわけで。そろそろ時間がヤバイということでその日は解散となった。 

 午後の3時に東京駅についてから9時間ほどしか経過していないのだけれど、そうは思えないほど濃い1日となってしまった。感覚的には朝から晩まで歩き回っていたかのよう。
 他にも色々あった気がするのだが、思い出せないのはなぜだろう。顔合わせする度に記憶が頭から零れ落ちていったのかもしれない。なんせわたしの記憶容量はそんなに多くない。PS2のメモリーカードぐらいのものだ。
 とはいえ明日もヤバイ。かなりヤバイのだ。イベントがよりどりみどりっていうか山積みで前が見えないレベル。
 なんせ会う予定になっているのはPSO2でお世話になったカナと、一緒に色々話したイケメンデュラ君。そして今回のメインであるナノとエオルゼアカフェへ行くことになっている。どう考えてもひきこもりのスケジュールとは思えないほど充実しているように見えるが、本当に大丈夫なのだろうか。不安である。




※つづきます
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